ご覧頂きありがとうございます。AKAI リバースカセットデッキ「GX-R60」です。電源コードから1985年製、実に39年近く経過しようとしています。
先ずお願いです。最近、「オークション代行（代理）業者」による入札が相次いでおり特に
海外への転売業者と思われる入札・落札が顕著になっています。
当方と致しましては個人入札での落札のみ対応させて頂き度、お願い申し上げます。
尚、誠に不本意ですが落札後に「代行（代理）業者」が発覚した場合は削除させて頂きます。
また、新規IDによるなりすましに対しても同様の措置を行います。
落札価格異常高騰を防止する為の措置です。何卒、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
定価は69,800円。兄貴分の「R70」から「CRLP」「オートフェーダー」等を省いたモデルですが
基本性能は引継いでおり実販価格は判りませんが定価ベースで10,000円差はお買い得かと思います。
GXヘッドの説明は今更、必要で無いので割愛致します。
AKAIのデッキを最近ほとんど触って無かったので久々に整備しました。
しかし「GX-R」シリーズはキャビネットが開け辛い。底面・背面でビス止め・・・。
YAMAHAのCDプレーヤーと似た感じで慣れているので違和感こそ有りませんがやはり拘りなのでしょうね。
電動ドアも当時としては斬新で実に緻密な設計です。SONY「TC-FX606R」みたいにスケーティングで
マウントするのも有りましたが厚み優先なのでやはりAKAIの技術は凄いと思います。
また、ゴムベルトはキャプスタン以外に使用されていません。
キャプスタンベルトの掛け方も独特で「FWD」「REV」のホイールに満遍なく掛かっています。
ちなみに良く出品させて頂くYAMAHA「K-750」等（サンキョー製）は「FWD」側の接触面積を10とすると
「REV」側は3位になると思います。ベルト伸長率や経年劣化を考慮してもそのままキャプスタンベルトが
今でも使用出来るのは感心するばかりでサンキョー製ではどうしても「FWD」と「REV」の再生速度差が
拡がりキャプスタンベルト交換を余儀なくされます。やはり接触面積の差でしょうかね。
能書きはここまでにして・・・。
さて整備箇所ですが「メインカムホイール接点（エンコーダー）脱落処置」
「操作基板タクトスイッチ交換」が主な内容です。前述の通りキャプスタンベルトは
目視点検で劣化無しだった為、そのまま使用しております。
尚、操作基板タクトスイッチは同サイズのパナソニック製を使用しております。
「メインカムホイール接点」ですが個体にも依りますが完全脱落か一部脱落が見受けられます。
当然、メカポジションを検知する部分なので全く動作しないか電源オンと同時にピンチローラーが
動作するなど変な動作をします。本機は完全脱落でした。
カセットドアが開かないので手動で開きメカブロックを取外し「メインカムホイール」の
脱落した接点を樹脂接着（ホットボンドでは有りません）にて修理しております。
元々の樹脂リベット方式の頭が非常に肉厚が薄く4カ所止めて有りますが経年劣化のグリス蒸散などで
外れたと直ぐ判ります。ちなみにサンキョー製はビス止めです。
外観は浮き錆とひっかき傷が著しくワイヤーブラシで処理後、艶消しブラックで再塗装しております。
塗装はプロでは無いので写真にてご判断下さい。個人的には悪くないとは思いますが・・・。
裏面は錆の発生箇所が一部ございます。他は極綺麗です。
「GX-R」シリーズで多用されている背面のバーチクルボードは割れこそ有りませんが
若干の歪が確認出来ます。見え方には個人差がございます。必ず写真にてご確認願います。
録音・再生、早送り・巻き戻し、リバースループテースト（72時間連続）など全て問題無く
使用可能です。勿論ですがボリュームなどにはガリも無く快適に動作します。
テープ再生速度及びアジマスは再調整実施済です。尚、使用ロック剤は透明です。
当然ですがヘッド消磁も実施済です。リバースループテストは今現在も実施中です。
録音・再生テストはCD音源としてVictor XL-Z531にて「TDK CDing-1」 46分テープに
録音し再生及び複数のミュージックテープにて再生テスト致しております。
発送は「ゆうパックおてがる版」でサイズが「120」の予定です。
落札頂いた後に梱包前チェック（総合動作テスト）を行います。発送まで4～6日、頂戴する事を
予めご了承下さい。また、ご質問には随時、お答え致しますが仕事の関係上、タイムラグが発生する事も
重ねてご了承下さい。
長文、お付き合い頂きありがとうございました。宜しくご検討の程、お願い致します。
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