【真作】【WISH】後藤純男「北国晩秋」日本画 8号 金泥仕様 共シール ◆雪山と林道小径名画　　〇日本画壇巨匠 日本美術院理事 #24042910

1930-2016 日本画家、東京芸術大学名誉教授、日本美術院理事、千葉県東葛飾郡木間ヶ瀬村の真言宗の仏門に生まれ、僧侶となる修業を受けながら、22歳のときに仏道を捨てて絵の道を選んだ画家、院展では日本美術院賞（大観賞）、内閣総理大臣賞等を受賞したほか、日本芸術院賞・恩賜賞を受賞するなど数々の栄誉ある賞を受賞し、逝去後も、宗教的荘厳さが漂う作品で日本画壇に比類ない存在感を放っている、郷里の慣れ親しんだ田園風景に始まり、各地を取材しながら風景を描いた、厳しい自然の姿を見せる北海道の滝の連作、深い情趣を湛える季節の移ろいをとらえた法隆寺などの大和古寺のシリーズ、そして中国の雄大な山河や穏やかな農村風景など、様々なテーマに挑んだ

彼は1930年に生まれ、2016年に逝去するまでに、東京芸術大学の名誉教授、日本美術院の理事を歴任し、仏門から転じて絵の道に進んだ人物です。彼の作品は宗教的荘厳さを漂わせ、その画風は日本画壇において独特の存在感を放っています。

後藤純男「北国晩秋」日本画 8号 金泥仕様 共シール
本作は、北国の荒涼とした自然を背景に、秋の終焉を迎えつつある情景を捉えています。前景には無数の裸木が立ち並び、その枝は空に向かって細やかに広がり、静謐ながらも厳かな印象を与えます。紅葉の残り火が点在する中、黄金色に染まった草原は、冬の到来を予感させます。背後には雪を冠した山々がそびえ立ち、その壮大さが画面に深みを加えています。

後藤純男は、この作品を通じて、季節の移ろいと自然の美しさを、彼の精妙な筆致で見事に描き出しています。絵の中の秋は、静かにその役割を果たし、冬へとバトンを渡そうとしているかのようです。この絵は、彼が生涯を通じて描き続けた多くの風景画の中でも、特に感情を呼び起こす作品と言えるでしょう。後藤純男の美術に対する深い洞察と熟考が、この絵からも強く感じられます。画伯の北国風景の名画です。