こちらは長くフランス滞在で活躍されていた世界的デザイナー里見 宗次さん（ムネ・サトミ 　Mounet Satomi) から山名文夫さん宛てに送られた貴重な１９７８～１９８２年までの直筆手紙、ハガキ、写真、デザイン画などのセットです。貴重なもの譲られました。


状態は美品。４０年ぐらい前のものとしては良好。


わずか定員７名しかいない名門、パリ国立高等美術学校（エコール・デ・ボザール）合格した（初めての日本人学生）学生時代から将来を嘱望された実力で多くの賞受賞。デッサンでも2年第一席を受賞。1924年フォア・ド・パリのポスターコンクール入賞。1926年春・秋サロン入選。


1928年、ゴロワーズたばこのポスターコンクールで一等賞受賞。1932年、フォア・ド・パリのポスターコンクールで一等受賞。1933年、「6日間自転車競争」 ポスターコンクールで一等賞受賞。カッサンドルに影響受け、３０年代はアール・デコ調でいかしていた。


1936年と1937年、パリ万国博覧会広告館に出展。鉄道省のポスター『JAPAN』で名誉賞と金杯受賞。


1945年、戦後バンバートンの強制収容所へ収監。ポスターなど没収、多くが失われるー処分される。解放後、多くの作品手掛け、1974年、勲三等瑞宝章を授与。1989年日本帰国。1996年亡くなる。


あの藤田嗣治氏とも交流ありました。日本の近代モダンデザインの父、山名文夫氏とも長く親交あり、これらは彼に送られたもので、今となっては貴重な資料です。


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