天保９年（１８３８）秋日の日付のある、緑樹園大人撰『 桜間狂歌集 』です。和本。原題箋。摺り良。保存良。本文６１丁。渡辺広輝 画。催者 六暁園卯時。書記 山本澗亭栗下。彫工 松下亭虎風。版心は『 桜間集 』。大判の気品あふれる狂歌集です。 　阿波国 名西郡の 桜間池に、屋代弘賢と柴野碧海の碑文を刻した 巨大な石碑が建立された慶事を記念して、全国から狂歌を募集し、一巻を編んだ内容です。巻頭に 渡辺広輝画伯の３丁分の見事な画が掲載されています。１４丁の狂歌掲載箇所は ３色で摺られています。 　詳しい内容は写真欄をご覧願います。 　両表紙と背に経年の変色・汚れ・シミ・はがれ・折れシワ・小虫食い・表表紙上部に紙片のはがし跡・本文中のごく一部に小虫食い跡があります。本文中の摺り面は鮮明です。 　１８６年前の和本ということで、ご理解願います。 　サイズはタテ２６．３ｃｍ×ヨコ１８．７ｃｍ×厚さ１．０ｃｍ。 　ゆうパケット３１０円でお送りします。 　★保存状態の記述は、あくまで出品者の主観的な評価ですので、保存状態にきびしい方は、入札をご遠慮願います。